メキシコ学生チーム、タッチ操作対応義手向け再生PETフィラメントを開発
グアダラハラ大学の学生チームは、再生PETにナノ材料を加え、3Dプリント義手でスマートフォンなどの静電容量式画面を操作できるフィラメント「Filna」を試作した。

3D Printing Industryは、メキシコのグアダラハラ大学CUGuadalajaraとCUTonaláの学生チームが、再生プラスチックとナノ材料から機能性フィラメント「Filna」を開発したと報じた。大学の発表では、再生PETをグラフェンと炭素繊維で補強した材料と説明されている。
チームは廃プラスチックを粉砕・加熱し、添加材を混合して押出用材料を作製した。造形した義手はスマートフォンやタブレットのタッチ画面を操作できるとされ、プロジェクトは2026年8月のEnactus MexicoでNext Gen部門1位を獲得した。
現段階は学生プロジェクトの試作で、電気抵抗、機械強度、耐久性、皮膚接触時の安全性、義手の価格は公表されていない。蛍光性や生分解性の追加も開発計画であり、医療機器としての臨床評価や認証取得を示すものではない。
要点
- 再生PETにグラフェンと炭素繊維を添加
- 造形義手でタッチ画面を操作可能とチームが説明
- Enactus Mexico 2026のNext Gen部門で1位
- 電気・機械特性と医療認証は未公表
補足
再生材に導電機能を持たせることで低価格義手の操作性を広げる可能性があるが、実用化には材料特性と生体安全性の定量評価が必要になる。


