Prusa、CORE One+/L+向け400°C対応「HT Hotend」を発売
Prusa ResearchがCORE One+/L+向けの交換式HT Hotendを発売。最高400°Cに対応する一方、60°Cのチャンバー温度が一部スーパーエンプラ造形の制約になる。

Prusa Researchは、CORE One+とCORE One L+向けの「HT Hotend」を発売した。メーカー公式ブログの2026年10月21日付発表によると、ノズル温度は最高400°Cで、1分未満で交換できる構成。既存機向けアップグレードのほか、CORE One L+への工場装着も選べる。ただし自動ツール交換システムINDXとは互換性がない。
同社は300°Cを超える温度で既存材料の層間接着が改善したとして、社内測定値をPA11 Carbon Fiberで23%、ASAで18%、PC BlendとPC Blend Carbon Fiberで各7%と公表した。あわせてCORE One+/L+向けHighTempシートを追加し、PPS-CF、PPS-GF、PPA-CF Coreの3材料を販売ラインアップへ加えた。
400°C設定によりPPSU、PEKK、PEEK、PEIも候補になるが、Prusa自身が60°Cのチャンバー温度を制約として挙げ、大型部品や安定造形を保証していない。高温材料の有害なヒューム対策としてフィルターまたは排気接続も推奨している。接着強度の向上率はメーカー試験値で、試験条件や第三者検証は記事中に示されていない。
要点
- CORE One+/L+向けで、最高ノズル温度は400°C。
- 1分未満で交換できるが、INDXとは非互換。
- Prusa公称の層間接着向上率はPA11 CF 23%、ASA 18%、PC Blend系7%。
- チャンバー上限60°Cが一部高温材料の制約。
補足
既存のCORE One+/L+で高温材料を試せる範囲が広がる一方、400°CノズルだけでPEEKなどの安定造形が保証されるわけではなく、チャンバー温度と排気設備を含む運用判断が必要になる。


