UC BerkeleyとPrusa、約1,600ドルで組める体積造形機「OpenCAL」を公開
UC BerkeleyがPrusa Research、Formlabsと協力し、市販部品を中心に構成するオープンな体積造形機OpenCALを公開した。ハードウェア、制御コード、造形ソフト、樹脂情報が公開されている。

3DPrint.comによると、UC BerkeleyはPrusa ResearchとFormlabsの協力を得て、Computed Axial Lithography(CAL)方式のDIY造形機「OpenCAL」を公開した。回転する樹脂容器へ複数方向から投影光を当て、層を順に積むのではなく、樹脂内部で三次元形状を硬化させる方式だ。
部品費は約1,600ドル、組み立て時間は約6時間と報告されている。主な構成は民生用プロジェクター、Raspberry Pi 5、レーザーカット部品と3Dプリント部品で、STLを投影データへ変換する「Tomo」ソフトも用意される。CADデータ、制御コード、組立資料、樹脂配合が公開され、ハードウェアにはPrusa Open Community Licenseが適用される。対応樹脂は1リットル119.99ドルで販売されている。
記事では、ロダンの「考える人」の複製を90秒で造形した例が紹介され、MIT、NIST、Purdueにも装置が導入されたとしている。一方で、造形サイズは投影光の到達や樹脂の光学特性に左右される。低価格化は研究参加の障壁を下げるが、速度や材料性能の評価は用途ごとに検証が必要だ。
要点
- 部品費は約1,600ドル、組み立て時間は約6時間と報告。
- 民生用プロジェクターとRaspberry Pi 5を中心に構成。
- CAD、制御コード、Tomoソフト、組立資料、樹脂配合を公開。
- 対応樹脂の価格は1リットル119.99ドル。
補足
研究用の体積造形装置を一般的な試作設備で組める価格帯へ近づける一方、造形体積、樹脂特性、再現性は各導入先での検証が必要になる。


