米陸軍、3Dプリント重燃料ロータリーエンジン搭載「VICTOR」を飛行実証
米陸軍研究所は、3D金属造形を用いて開発した空冷式重燃料ロータリーエンジンと400 V発電機を組み合わせたVICTOR無人機を飛行実証した。

出典 南极熊
米陸軍作戦能力開発司令部陸軍研究所(DEVCOM ARL)は、3Dプリントした重燃料ロータリーエンジンを搭載する中型無人機「VICTOR」の飛行実証を、アラバマ州ハンツビル近郊で完了した。南極熊3Dプリント網が米陸軍発表を基に報じた。
研究チームはCFDによる新規設計と3D金属造形を使い、燃料の微粒化・気化改善と漏れ低減を狙って部品を反復設計した。完成した空冷エンジンは400 Vモーター・ジェネレーターと直列ハイブリッドを構成し、Griffon Aerospaceなどが機体統合に協力した。
今回確認されたのは研究段階の飛行実証であり、航続距離、滞空時間、出力、量産時期は公表されていない。長時間飛行や高高度運用などは米陸軍が掲げる計画目標で、実測性能とは区別する必要がある。
要点
- アラバマ州ハンツビル近郊で飛行実証
- 重燃料ロータリーエンジン部品に3D金属造形を活用
- 空冷エンジンと400 Vモーター・ジェネレーターを直列ハイブリッド化
- 性能数値と量産時期は未公表
補足
金属積層造形が小型航空エンジンの短周期な再設計に使われた実例だが、実用配備を判断する性能データはまだない。


