Nikon SLM Solutions、金属AMシミュレーション「PanX」を連携
Nikon SLM SolutionsとPanOptimizationが、LPBFシミュレーションソフト「PanX」にNikon装置向けテンプレートを統合。大型造形前の熱・機械挙動解析を簡略化するが、削減効果の定量値は未公表。

3DPrint.comは2026年11月3日、Nikon SLM SolutionsとPanOptimizationによる金属積層造形シミュレーションの連携を報じた。10月29日付の両社発表によると、PanXの新バージョンにNikon SLM Solutions装置、材料、プロセス条件に合わせた検証済みテンプレートを搭載する。
PanXはLPBF造形の熱・機械挙動を製造前に解析し、局所的な熱蓄積や変形リスクの高い領域を特定する。連携対象として、Nikon SLM Solutionsは大型装置NXG XII 600と新プラットフォームMACHXを挙げ、造形準備段階のシミュレーションと装置側の熱管理を組み合わせるとしている。
テンプレートは初期設定の重複や入力ミスを減らす狙いだが、造形成功率、計算時間、材料削減量などの比較データは公表されていない。今回の内容はソフトウェア連携の発表であり、個別部品の認証や初回造形成功を保証するものではない。
要点
- PanXにNikon SLM Solutions装置・材料・条件向けの検証済みテンプレートを統合する。
- ソフトウェアは造形前の熱・機械挙動を解析する。
- NXG XII 600とMACHXの熱管理との組み合わせが示されている。
- 成功率や時間・材料削減の定量値は公表されていない。
補足
大型LPBF造形の準備工程を標準化する可能性がある一方、実務効果の判断には対象部品での比較結果が必要になる。


