GKN Aerospace、レーザーワイヤDEDで初のNadcap認証
GKN Aerospaceがレーザーワイヤ指向性エネルギー堆積(L-DED-w)で世界初とするNadcap認証を取得。工程管理、設備、材料管理、トレーサビリティなどが第三者監査された。

3D Printing Industryは2026年11月2日、GKN Aerospaceがレーザーワイヤ指向性エネルギー堆積(L-DED-w)でNadcap認証を取得したと報じた。GKNの10月29日付発表によれば、この方式での認証は世界初で、航空宇宙・防衛向け特殊工程として第三者監査を受けた。
監査対象は工程管理、作業手順、担当者資格、設備、材料管理、トレーサビリティ。L-DED-wは金属ワイヤをレーザーで溶融し、ビードを積み重ねて部品を形成する。GKNは認証済みの積層造形部品を既に飛行用途へ納入していると説明している。
Nadcap認証は特定部品の性能や耐用年数を保証するものではなく、管理された製造工程が監査基準を満たしたことを示す。今回の認証はL-DED-wを量産案件へ採用する際の品質保証基盤を整えるもので、個別部品には別途設計承認と適合性確認が必要となる。
要点
- GKN AerospaceはL-DED-wで世界初とするNadcap認証を取得した。
- 監査は工程管理、手順、担当者資格、設備、材料管理、トレーサビリティを対象とした。
- 認証は製造工程に対するもので、個別部品の性能を一括保証するものではない。
補足
ワイヤDEDを航空宇宙量産へ広げる際の監査・品質保証の前提が整った。個別部品の認定は引き続き必要となる。


