LAIKA『Wildwood』、14万2,000超の表情をフルカラー3Dプリント
LAIKAは映画『Wildwood』で、Fraunhofer IGDのCuttlefishとStratasys J750/J850を使い、14万2,000超の交換用表情パーツを製作。色・質感の連続性を保ちながらストップモーション撮影に用いた。

3Dnativesは2026年11月2日、LAIKA Studiosのストップモーション映画『Wildwood』で14万2,000超の3Dプリント表情パーツが使われたと報じた。キャラクターの顔をフレームごとに交換する「replacement animation」のため、表情、肌色、細部の異なる部品を大量に製作した。
ワークフローはFraunhofer IGDのフルカラー造形ソフトウェアCuttlefishと、Stratasys J750/J850 PolyJet装置を使用する。Cuttlefishがデジタルモデルの色・テクスチャ情報を造形データへ変換し、連続フレームでちらつきにつながる色や表面のばらつきを抑える役割を担った。
14万2,000超という数はLAIKAのRapid Prototyping部門責任者Brian McLeanの説明に基づく制作実績で、装置性能の比較試験ではない。約10年続くLAIKAとFraunhofer IGDの共同開発が、研究用の色管理技術を長編映画の実制作へ定着させた事例となる。
要点
- LAIKAは『Wildwood』向けに14万2,000超の交換用表情パーツを造形した。
- CuttlefishとStratasys J750/J850 PolyJet装置を使用した。
- ソフトウェアは色・テクスチャ情報を処理し、連続フレーム間の見た目の一貫性を支えた。
補足
フルカラー造形の色管理と再現性が、研究用途から長編ストップモーション映画の大規模制作工程へ定着した例となる。


